アキレス腱断裂から富士山に登れるまでブログ

アキレス腱断裂(陳旧性)!保存療法治療中!登山復帰までの道のり。

新鮮期を過ぎたアキレス腱断裂の保存療法の論文を読む。

通院している接骨院でアキレス腱断裂の論文が観覧できたので読む。先生が修行していた総合病院の時の論文で先生も含めた6名の共作。

「新鮮期を過ぎたアキレス腱断裂に対し 保存療法を行った3例の症例報告」という論文。

断裂してから2ヶ月ぐらいたってから保存療法を始めた3例の経過をまとめた論文。



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  • 59歳男性、7週間前、階段で断裂。近医の病院で捻挫と(恐らく)誤診。治療開始。1週目ギプス。3週目装具装着。3ヶ月MRIでのアキレス腱良好。6ヶ月両足、片足カーフレイズ25回可能。1年後、片足カーフレイズ25回余裕で可能。

 

  • 40歳男性、9週間前フットサルで断裂。近医で保存療法していたが経過不安により受診。3ヶ月アキレス腱の血流反応、徐々に消退。4ヶ月ジョギング開始。6ヶ月後両足カーフレイズ25回可能。

 

  • 41歳男性、8週間前にサッカーで断裂。近医で保存療法、入浴中に再断裂。受診。6ヶ月両足カーフレイズ25回可能。片足カーフレイズは不可。血流反応は最後まで残り、脂肪変性がアキレス腱に出来ていて経過に影響したのではないかと考察。

最後の41歳の方は治療が芳しくなかった。先生の担当ではなかったみたいだが、患者さん自身のリハビリ不足、担当医の相性の悪さもあったという。

 

現在では何百と新鮮期を過ぎたアキレス腱断裂を診て、治療も確実なモノとなっているみたいだ。

断裂から2ヶ月ほどなら保存療法で対応可能だ。手術か保存療法か自身の納得が行く治療法を選ぶことができる!